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ジュニア育成指導者研修会(けがの予防について)

 (一財)柏崎市スポーツ協会ジュニア育成指導者研修会  

主催:(一財)柏崎市スポーツ協会  共催:柏崎市教育委員会

けがの予防について 

講師:JA新潟厚生連上越総合病院

理学療法士 高橋 利一 様

日時:11月9日(月)18:30~20:30  会場:柏崎市総合体育館 会議室

スポーツは、健康には有益だが、障害(けが)の発生率も高くなるそうです。そのけがは、誤った姿勢で、誤った動作を繰り返して行うことで発生する。特に、関節にかかる負担が大きくなり、使いすぎ症候群(オーバーユースシンドローム)となって発生することが多いと説明がありました。

障害の発生理由を理解するには、姿勢のチェックが重要であるとお話がありました。まっすぐ立てているかの判断は、耳垂⇒肩峰⇒腸骨稜中央⇒大転子⇒大腿骨外顆⇒外果2cm前方部分が、一直線になることだと、参加者全員立って、互いに確認し合いました。意外に、普段から頭部前方位で猫背となっていることが多いとわかりました。

そしてけがを予防するためには、良い姿勢を保つことであり、姿勢の良い選手は故障しない。また、故障しない選手は良い姿勢であると強調されました。

その後、スポーツ障害を防ぐストレッチをいくつか実演してもらいました。立位姿勢での前屈でも、太もも裏が硬いと代償で円背が強くなる。また猫背では両腕を挙げても完全に上がらない。しっかりと胸椎を伸展して、両腕を挙げることで両腕は真上に上がる。全身が連動して動くことの重要性が、理解できました。

背筋や腹筋、股関節を正しく使えることが重要であり、いくつかのトレーニングの紹介がありました。また意外と出来ていない胸椎を伸展し,背筋を使うことが重要であるという話がありました。

腹筋の働きやすい両肘と両膝で体を支持する四這い姿勢をとったときには肩⇒腰⇒膝のラインが一直線であることが重要である。またバランスを崩し行う際、片手を伸ばしたときは、同側の腹筋が強く働く。また片足を伸ばしたときは、逆側の腹筋が働くといった、ポイントを押さえてトレーニングを行うことが重要であると説明がありました。

最後に再度、姿勢が良い ⇒ 効率の良い動き ⇒ 障害予防 ⇒ パフォーマンスの向上になると強調され、研修会を締めくくられました。