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ジュニア育成指導者研修会(ジュニア育成の一般指導)

 (一財)柏崎市スポーツ協会ジュニア育成指導者研修会

主催:(一財)柏崎市スポーツ協会  共催:柏崎市教育委員会

テーマ:ジュニア育成の一般指導  サブテーマ:トレーニングの構築1        

日時:11月7日(土)15:00~17:00 会場:柏崎市総合体育館 会議室

講師:若杉 透 様

 

冒頭、指導者は、過去の自分の経験値だけで教えてはいけない。自らが、学びながら教える姿勢が重要である。また、常に目標を定め、その目標達成のために、逆算してトレーニングを構築していくことが大事であることを強調されました。

こんなゲームをしたいと目標を立て、チームのゲーム分析やプレー分析を確実に実施する。その分析結果から、チームや個人のプラン(計画)を立て、トレーニングを積み重ねる。そして、ゲームで再度試してみる。このサイクルを繰り返し実践し、より質の高い目標を掲げていくことが重要であり、指導者には、分析の中で、現象から原因を見つけることができるか、その原因から改善すべき点を示すことができるかが、求められているとの話がありました。

指導の中で心掛けることは、話は短く簡潔にポイントを絞って話す。トレーニングは、テンポよく、運動量を確保する。選手に良い良くない範を示し、常に意欲的で明るい声かけをする。楽しくて明るくても、トレーニングの質は絶対に落とさない。フリーズとシンクロコーチングを忘れず、タイミングよく褒めて褒めることを心掛ける。これらのことを意識してコーチングできる指導者にならなくてはいけないと説明がありました。

また、指導者は競技特性・競技専門性・トレーニングの質量を理解した上で、トレーニングの構築をする必要があると説明がありました。全体(全面性)のバランスを考えると本質から離れないトレーニングができる。繰り返し(反復性)トレーニングすることで、たくさんプレーができる。トレーニング(斬新性)で、少しずつ負荷をかけたり、難しくしたりすることで、失敗から成功へとバランスが保たれる。目的を意識(意識性)させて、獲得させたいことを意識させる。個に応じた(個別性)指導をすることで、一人一人の成長をより確かにすることができるというお話がありました。

最後は、日本代表のユニホームを参加者全員でジャンケンし、勝ち残った一人にプレゼントされるなど、楽しい中にも、質の高い研修会を実施することができました。