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ジュニア育成指導者研修会(けがの予防について)

(一財)柏崎市スポーツ協会ジュニア育成指導者研修会

主催:(一財)柏崎市スポーツ協会  共催:柏崎市教育委員会

けがの予防について

  

日時:5月20日(月)18:30~20:30  会場:柏崎市総合体育館 会議室

第3回ジュニア育成指導者研修会は、「テーマ:けがの予防について」を、講師としてJA新潟厚生連上越総合病院の理学療法士である高橋利一様をお招きし、実施しました。前半は、理論編を学び、後半は各部位のストレッチの方法を体験しながら研修しました。

スポーツ障害は、『誤った姿勢』の状態で一定の動作を繰り返して行うことにより関節にかかる負担が徐々に大きくなり、そのことが誤った身体の使い方を助長し使いすぎ症候群(オーバーユースシンドローム)となって発生することが多くなるとして、先ずは現在の姿勢のチェックが必要であるとお話がありました。障害を予防するためには『良い姿勢を保つ』ことであり、姿勢の良い選手は故障しない。また故障しない選手は良い姿勢である。そして良い姿勢を保つには正常な関節可動域(動く範囲)を保つことであり、正しいストレッチをやり続けることであると強調されました。

次に実際に2人1組で、正しくまっすぐに立てるかどうか体験してみました。耳垂→肩峰→腸骨稜中央→大転子→大腿骨外か→外果1横指前方が、上から一直線の位置にあることが正しい姿勢であるのですが、なかなか正しい姿勢を保つことは難しいとのことでした。

後半は、大腿四頭筋の硬さを確かめる方法や胸椎の伸展と回旋、股関節の内旋、腰椎・胸郭・広背筋などを柔らかくするストレッチの方法を体験し、明日からの練習にも実践できることを学びました。受講者から静的なストレッチの効果などの質問があり、ダイナミックストレッチ(拮抗筋が自動的に弛緩する)も取り入れながらやる方が良いとの説明がありました。また、ストレッチポールやボールなどを活用することで筋肉をほぐすことができるというお話がありました。

受講者は、やや運動不足のためか、体が硬い方が多かったようです。しかし、ストレッチ体験を実践し、楽しく研修し,身も心も柔らかくなったようでした。